― 忘れられない気持ちが、今のあなたにもあるなら ―
🌙 はじめに
「もう終わったこと」「過去の話」
そう思おうとしても、ふとした瞬間に思い出してしまうことがある。
あの別れの空気、最後に見た背中、胸につかえたままの“言えなかったこと”。
そんな今のあなたに、松任谷由実の『青春のリグレット』はそっと寄り添ってくれるかもしれません。
読み解く ~後悔と強がり~
💔 別れのシーンに滲む“強がり”
「笑って話せるね そのうちにって 握手した」
(引用元:歌ネット https://www.uta-net.com/song/3169/)
この歌は、恋人との別れから始まります。
でもそれは、涙のハグでも、怒鳴りあいでもなく、“笑って”交わす握手。
本当は胸が苦しかったはずなのに。
あなたもそんなふうに「平気なふり」で別れた経験、ありませんか?
「彼のシャツの色がまぎれた人混み」
「小さく咳きこんだら目の前が滲んだ黄昏」
── シャツの色、夕暮れの匂い、バスの煙。
彼が離れ、去っていく描写が切なく、あまりにリアルで、読むだけで胸がきゅっとなる情景です。
🔥 “憎んでも覚えてて”という痛烈な一言
ここでユーミンの筆は一気に鋭くなります。
赦してもらわなくていい。ただ、私という存在を記憶から消さないで──。
こんな痛切な想いを、ここまで美しく言い切れる表現力。
これこそ、ユーミンの魔法です。
後悔では終わらない、“青春”という物語
彼の夢を応援できなかった。
未熟だった自分を、いまは静かに悔いている。
だけど──「あの日に帰りたい」とまでは言わない。
それが、大人になった“私”の答え。
傷つけたくて傷つけたんじゃない。
あの頃の自分は、ただ精一杯だった。
そう思えるようになった今のあなたにも、きっと寄り添ってくれます。
🌸 最後に──あなたの“青春のリグレット”に
この曲を聴くと、思い出す誰かがいる。
名前を呼ばなくても、胸にしまっている人。
そんな“あなただけの物語”が、この歌を通してやさしく浮かび上がってくるはずです。
ユーミンの歌詞は、感情を代弁してくれるだけじゃなく、
その痛みさえ“美しい青春”として描いてくれる。
だから、思い出してしまってもいいんです。
💌 あなたの声も聞かせてください
いかがでしたか?
この曲を聴いて、あなたは誰を思い出しましたか?
よかったら、コメントで少しだけ教えてください。皆さんの恋、聞けるのを楽しみにしています。
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